眠り草
猛暑が続く8月。
紫陽花の葉っぱもカサブランカの葉っぱも茶色く枯れてしまった庭の片隅で、一つだけ、毎朝小さな花を咲かせているのが、写真の「眠り草」だ。
でも「眠り草」は別名なんだそう。和名の「お辞儀草」の方がよく知られているかもしれないが、私は出会った時に教えられたままずっと「眠り草」と呼んでいる。
でも「眠り草」は別名なんだそう。和名の「お辞儀草」の方がよく知られているかもしれないが、私は出会った時に教えられたままずっと「眠り草」と呼んでいる。
はじめて出会ったのは、小学2年生の時。
一緒に登下校していた3年生の姉がある日、「いいもの見せてあげる♪」と言って、教えてくれた。それは、学校の職員室につながる渡り廊下の入口の大きな柱の根本に鉢で置いてあった。とても小さかった。(小さい私が小さいと感じるくらいだから、多分とても小さかったんじゃないかな。)
ぱっと見、ただの草だと思ったけど、姉が葉っぱに向かって「おやすみなさい」と言って人差し指でチョンと触ったら、目をとじるみたいに葉っぱが閉じた!!
「おお~っっ♪」当時の私にはそれはとても不思議だったけど、それより、なんかすごく面白い!!という気持ちが勝っていたと思う。すぐに真似して、「おやすみなさい」チョン、チョン、チョン・・・。
姉が「これは眠り草よ」と教えてくれて、そのまんまの草だなと認識して覚えた。
でもこの時は、眠り草の「花」を見た記憶がない。というか、花を見ていないので花が咲くことを知らなかった。だからこの歳になって初めて、眠り草に「花」が咲く事を知ったし、初めて見ることができた。
もし、姉が生きていたら今度は私が、「いいもの見せてあげる♪」って言えたのになぁ。
眠り草の「花」はまるでミニチュアの花火みたい。
ところで、最近になって夕方のウォーキング中に、少しずつツクツクボーシの鳴き声を聞くようになった。それと同時に、寿命が近いと思われるアブラゼミが地面でひっくり返ってバタついているのもよく見かけるようになった。(←時々いきなり飛んだりするのがコワイけど)
先日、部屋(2階)の小窓の網戸にアブラゼミがとまった。
ビックリしたけど、しばらく観察させてもらった。
ん? 君、もしかして誰かの転生?
なーんてネ😄
んじゃ、まったね~